練馬区大泉学園町 整体 指圧マッサージ 廣治療院

廣治療院です!からだも こころも 元気に!

大泉学園町の廣治療院です 重い荷を下ろすとき その3

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 最後の誕生日

父は とうとう 個室の病室内も 

歩き回ることが困難になりました

歩き回る と言っても 

それまでも ベッドとトイレの往復だけでしたが

自分の足で歩いて 自力で用を足すということは 

潔癖な父にとっては 最後まで 最重要課題でした

 

それができなくなることは

体の苦痛と同じ位か もしくは それ以上の 

最大の 精神的苦痛であると 父を見ていて わたしは思いました

 

闘病生活の中 やっとのことで迎えた 父の誕生日には 

姉と一緒に悩みに悩み 

ようやく選んだ ラフなTシャツと 

それに合わせて 首巻き用ガーゼ手ぬぐい

おしゃれな父お気に入りの こだわりの入院スタイルは

ずっとTシャツ 

パジャマは着ません

 

ガーゼ手ぬぐいの柄は お銚子とお猪口 

もう一枚は 青い模様の湯飲み柄

 

洒落を効かせて どちらも

かつては大好きだった日本酒を 

美味しく飲むのに使いたい お猪口や茶碗の 粋な柄です

 

ここのところ わたしにだけ

もう禁酒を解いて 日本酒が飲みたい と言って聞きません 

この手ぬぐいを巻いて もう少しだけ我慢してね という気持ちを込めた 

苦肉の策のプレゼント

 

先延ばししたい 理由がありました

 

たった一人の孫の 中学受験の結果が 

もうすぐ すべてわかるのです

その前に 容態の急変があってはいけないのです

 

ところが

姉と二人プレゼントを抱え いそいそと病室に入っていくと

呼びかけにもまったく反応なく 

父は ぐっすりと眠っていました

何度呼んでも 起きてはくれません

 

主治医である 院長の話によると

 

今は 痛みもなく 大変やすらかで お幸せな状態です

眠っている間は おそらく これまでの人生の

楽しかった思い出や 喜びに溢れた記憶を 次々と 引き出しておられます

これからは なにか現実と つじつまの合わないことをおっしゃっることがあっても

否定はせず 肯定あるのみで ひたすら聞いてあげて下さい

眠っておられますが 耳が大変によく聞える状態ですので

不注意な言葉は 決しておっしゃらないように 

それだけは気をつけて下さい

 

人生最後の誕生日に 

父は この上なく幸せな夢と共に 

深い深い眠りの中でした

そして それきり 自分の足で立って歩くことは出来ませんでした

 

大切な一日

翌日 わたしは一人 

心ざわめかせつつ 病院へ向かいました

恐る恐る病室の扉を開けると 

「おはよう!」

ベッドの中から かすれた声でしたが はっきりと 

笑いながら挨拶してくれた父は

パジャマ姿でした

 

ベッドの周り 作りつけの棚や 床頭台

みんな こざっぱり片付いています

看護師さんがやって下さったのでしょう

これまでは 決して誰にも手をかけさせなかったのに

父から申し出たのだろう と直感しました

 

パジャマは これからのベッド上での看護が

短時間にスムーズにできるように 着用したものと思われます

 

(とうとう その時がくるのだ・・・)

 

食べられなくなっても 何としても最後までしっかり歩いて用を足す

という 気迫さえこもったこれまでの頑張りが ついにきかなくなり

声もかすれて力なく 

それでも ベッドに横たわって 微笑んでいてくれる父を見て 

胸が熱くなりました

 

「プレゼントありがとう・・・」

様子のおかしいわたしを見て 父が言いました

 

看護師さんたちにも ありがとう と感謝の言葉を返します

わたしは リボンがかかったまま 包装もとかれていない誕生日プレゼントを

父の目の前に広げ始めました  

もう おそらくは 着られないだろうTシャツと 首巻手ぬぐいを

「ほら!お酒飲んだら 美味しそうな柄だよ!」

などと言いながら

一枚一枚 見せてあげます

にこにこしながら 父はわたしをじっと見つめています

 

「洗って、糊を取って、明日また持ってくるからね!」

二人とも もうそのTシャツが着られないことは わかっていました

 

口にできるものは 白熊アイスのかき氷のところだけになり

寝ている父に スプーンでほんの少しずつ

「ハイ、あーん!」

と言いながら 食べさせます

 

腎機能が著しく低下し 浮腫みがひどく

さかんに 喉の渇きを訴えます

あわただしく 少量の水を 何度も何度も 一口ずつ飲ませます

 

眠ったり かすかに目覚めたり

時々は 以前の元気だった頃のように

ただ他愛もない話をしては 二人で笑って 一日は過ぎました

導尿の処置をして 蓄尿された尿量は

すでに意識を保って話していることが 不思議なくらいの量となっていました

 

一日が 人生の全部のように 大切なのです

そして わたしたちは 本当に心を一つにするかのように

弟からの 良い知らせを 

今か今かと待っていました 

 

 

 

 

     気温が上がって 少し体が楽になってきました

     週末は さらに暖かくなるそうです

     まさに啓蟄

     とは言え 朝晩はまだまだ肌寒い!

     体を冷やさないように

     日中は 汗をかいて冷えないように お気をつけ下さい

 

     週末 どうぞお元気で!

 

 

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廣治療院があなたの明日の元気をお手伝い致します!!

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